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ヒューマンインタフェースとマルチメディア

このように、UXは単にデザイナーが作る美しい画面(表層)だけではなく、ビジネスの目的やユーザーの要求(戦略)から一貫したプロセスを経て生み出されるものです。また、Webサイトなどの表示速度(パフォーマンス)の向上や、決済システムの安全性、カスタマーサポートの親切さなど、技術的・運用的な要素もすべてUXの良し悪しを左右する重要な要因となります。

試験でのポイント

ITパスポートや基本情報技術者の試験において、UXは「ユーザビリティ(使いやすさ)」や「UI(ユーザーインタフェース:接点)」と対比して問われるケースが非常に多いです。

以下の関係性をしっかり整理しておきましょう。
・UI(ユーザーインタフェース):画面のデザイン、ボタン、フォントなど、ユーザーが直接目にする「接点」そのものです。
・ユーザビリティ:そのUIを通じて、ユーザーが目的のタスクをどれだけスムーズに、ストレスなく実行できるかという「使いやすさ(品質)」です。
・UX(ユーザーエクスペリエンス):UIとユーザビリティを含めた上で、ユーザーがサービス全体を通して得る「主観的な体験や感情のすべて(楽しい、嬉しい、また使いたいなど)」を指します。

試験対策としては、「製品やサービスを通じて得られる顧客体験の全体」や「楽しさ、心地よさといった情緒的価値を含む」といったキーワードが問題文に含まれている場合、正解はUX(ユーザーエクスペリエンス)になります。また、UIはUXを高めるための重要な要素の一つですが、UIが良いからといって必ずしもUXが良くなるとは限らない(例えば、画面が美しくても配送が大幅に遅れればUXは下がる)という点も、総合的な視点として重要です。

関連する用語

UXを構成する要素である「UI(ユーザーインタフェース)」や、使い勝手の指標である「ユーザビリティ」は最重要の関連用語です。また、製品設計の企画段階からユーザーの体験価値を追求する設計手法である「人間中心設計(HCD)」や、利用者の不満や課題を洗い出してUXを改善していくための手法である「カスタマージャーニーマップ」も、試験や実務で深く関連する用語です。