圧縮とは、データの持つ情報を保ったまま、ファイルのサイズ(データ量)を小さくする技術のことです。インターネットでデータを送受信する時間を短縮したり、パソコンやスマートフォンの保存容量を節約したりするために欠かせない技術です。圧縮には大きく分けて、圧縮した後に元のデータと完全に同じ状態に復元できる「可逆圧縮」と、人間の目や耳に気づきにくい部分のデータを切り捨てて劇的にサイズを小さくする(元には戻せない)「非可逆圧縮」の2種類があります。
可逆圧縮の例としては、複数の文書ファイルを1つにまとめてサイズを小さくする「ZIPファイル」があります。解凍すれば元の文書が文字化けすることなく元通りになります。一方、非可逆圧縮の例としては、音楽ファイル(MP3)や写真(JPEG)があります。音質や画質を人が気づかない程度に少しだけ落とすことで、ファイルサイズを元の何十分の一にも小さくしています。
データ圧縮は、コンピューターが扱う情報の冗長性(重複している部分や不要な部分)を取り除くアルゴリズムによって行われます。