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ヒューマンインタフェースとマルチメディア

まず、JPEGは画像を「RGB(赤・緑・青)」から、明るさを表す「輝度(Y)」と、色彩を表す「色相(U・VまたはCb・Cr)」の情報に変換します。人間の目は、明るさの変化には非常に敏感ですが、色の変化には比較的鈍感であるため、色相のデータを輝度データの半分や4分の1に間引く(サブサンプリング)ことで、画質をほとんど損なわずにデータ量を大幅にカットします。

次に、画像を「8×8ピクセル」のブロックに分割し、「離散コサイン変換(DCT)」と呼ばれる数式を用いて空間周波数(画像のきめ細かさの成分)に変換します。この変換によって、人間の目に見えにくい細かい色の変化(高周波成分)をゼロに近い値に置き換えて切り捨てる(量子化)ことで、圧倒的なファイルサイズ削減を実現しています。しかし、この8×8ピクセルのブロック単位で処理を行うという仕組み上、圧縮率を上げすぎるとブロックの境界線が格子状に見える「ブロックノイズ」や、文字や境界の周りに蚊が群がっているように見える「モスキートノイズ」という特有の画質劣化現象が発生します。また、JPEGファイルを「開いて編集し、再びJPEGで保存する」という操作を繰り返すと、保存するたびに非可逆圧縮の計算が繰り返され、画質が累積的に劣化していきます。

試験でのポイント