最も頻出するのは「内部結合」と「左外部結合」の使い分けです。実務では、売上データなどのトランザクションテーブル(左側)に、商品名や価格情報が入ったマスタテーブル(右側)を結合する際、マスタに登録されていないイレギュラーデータがあっても売上データを消失させないために、左外部結合が多用されます。
IT試験においては、内部結合と外部結合を実行した結果、最終的に出力される「行数」や「テーブルの内容(特にNULLの入り方)」を正しく推測できるかどうかが頻繁に問われます。
試験対策としての重要ポイントは以下の通りです。
・ON句による結合条件:結合を行うための基準となる列(主キーと外部キーの関係など)を「ON テーブルA.列名 = テーブルB.列名」のように指定することを理解しましょう。
・内部結合(INNER JOIN):条件が一致するもの「だけ」が残るため、一方にデータが欠けていれば結果の行数は元のテーブルより少なくなります。
・左外部結合(LEFT OUTER JOIN):左側のテーブルの行数は必ず維持され、右側にない部分はNULLになります。問題文で「片方のテーブルのデータをすべて出力し、もう一方にない値はNULLにする」といった説明があれば、左外部結合または右外部結合を選択します。
SQLの問題文として「LEFT OUTER JOIN」が提示され、実行結果の表のどのセルがNULL(空値)になるかを判定させる問題が多いため、図を描いて突き合わせる手順に慣れておきましょう。
結合操作を行う対象である「関係データベース(RDB)」や、データベース操作言語の「SQL」、結合結果を取得するための「SELECT文」が関連します。また、結合の前提となる「主キー」や「外部キー」、および結合の対比概念である、テーブルを分割して重複をなくす「正規化」も極めて重要な関連用語です。