また、多くのWi-Fiルータは出荷時に「メーカー名や機種名が入ったデフォルトのSSID」が設定されていますが、これをそのまま使い続けると攻撃者にルータの型番を特定され、既知の脆弱性を狙われるリスクが高まります。そのため、設置時に独自のSSIDに変更することが推奨されます。
情報処理技術者試験では、無線LANにおけるセキュリティ対策の一環として「SSIDステルス」と「ANY接続拒否」の役割がよく問われます。SSIDステルスを設定することで「アクセスポイントのSSIDが自動的に検索・表示されるのを防ぎ、存在を隠蔽できる」という効果を理解しておく必要があります。
また、「SSIDステルスを設定していれば、暗号化しなくても安全か?」という誤った選択肢を否定できるよう、電波自体は暗号化されていない限り盗聴可能である点(WPA3などの暗号化規格との併用が絶対条件であること)を突く問題も頻出です。さらに、SSIDは「最大32文字」の半角英数字で表されるという仕様面についての基本的な知識も頭に入れておくと良いでしょう。
SSIDに関連する用語としては、複数のアクセスポイントを統合する「ESSID」、電波の送受信機である「アクセスポイント」、無線セキュリティ規格である「WPA3」、自身の名前を隠す「SSIDステルス」、接続許可する機器を物理アドレスで制限する「MACアドレスフィルタリング」などがあります。