試験において、回線速度に関連する最も重要なテーマは「データ伝送時間の計算問題」です。毎年必ずと言っていいほど出題される定番問題であり、計算手順を確実にマスターしておく必要があります。
計算を解くためのステップは以下の3点です。
- データ容量の単位変換:通常、データのサイズは「バイト(Byte)」で与えられます。しかし、回線速度は「ビット(bit)」基準のbpsなので、最初に「データ容量を8倍してビット単位にする」必要があります。このステップを忘れるミスが非常に多いため、注意が必要です。
- 伝送効率(回線利用率)の適用:問題文に「伝送効率は50%とする」などの条件がある場合、表示されている回線速度に伝送効率(0.5)を掛けて「実効通信速度」を算出します。例えば、10Mbpsの回線で伝送効率50%なら、実効速度は5Mbpsとなります。
- 伝送時間の計算:算出した「データ容量(ビット)」を「実効通信速度(bps)」で割ることで、必要な伝送時間(秒)を求めます。補助単位(Mやkなど)の桁数を揃えて割り算を行う練習をしておきましょう。
関連する用語
回線速度に関連する用語には、通信速度の基本単位である「bps」、最大速度を保証しない「ベストエフォート」、データ通信にかかる実質的な時間を示す「伝送時間」、通信時の余分なデータ負荷である「オーバーヘッド」、通信路の最大伝送能力を示す「帯域幅」などがあります。