×
ネットワーク

ルータは、OSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)で動作する中継機器です。ルータがパケット(データの塊)を適切な宛先へと送り出すために用いるのが「ルーティングテーブル(経路制御表)」と呼ばれる内部データベースです。ここには、「この宛先IPアドレスのパケットは、どのポートから、次のどのルータへ転送すべきか」という道案内情報が記録されています。

このルーティングテーブルを作成・更新する方法には以下の2種類があります。

  • スタティックルーティング(静的経路制御):ネットワーク管理者が手作業でルート情報を登録する方法です。ルータにかかる処理負荷が少なく、確実な制御が可能ですが、ネットワーク構成が変更された場合は手作業での修正が必要になります。
  • ダイナミックルーティング(動的経路制御):ルータ同士が専用の「ルーティングプロトコル」を使って互いにネットワーク情報を定期的に交換し、自動的に最適な経路を計算してテーブルを構築する方法です。障害発生時に迂回ルートを自動選定できるメリットがあります。代表的なプロトコルには、小規模向けの「RIP」、中大規模向けの「OSPF」、インターネットの自律システム間を結ぶ「BGP」があります。