また、ルータは単なる道案内だけでなく、家庭内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換する「NAT/NAPT」機能や、パケットの送信元・送信先IPアドレスやポート番号をチェックして不正なアクセスをブロックする「パケットフィルタリング(簡易ファイアウォール)」機能など、ネットワークの境界を守る重要な役割も兼ね備えています。
試験において、ルータは「OSI基本参照モデルの第3層(ネットワーク層)」の機器であり、「IPアドレス」に基づいて動作するという前提知識が非常に重視されます。スイッチングハブ(第2層、MACアドレス)との明確な違いを問う問題が定番です。
また、ルーティングテーブルの構築方法に関して、管理者が固定で入力する「スタティックルーティング」と、ルータ間通信で自動構築する「ダイナミックルーティング」の違いや、ダイナミックルーティングプロトコルである「RIP」や「OSPF」の名称が問われます。さらに、異なるネットワークへパケットを送出する際の接続情報として、PC等のネットワーク設定に入力する「デフォルトゲートウェイ」のIPアドレスがルータを指していることの理解も深く求められます。
ルータに関連する用語には、経路の案内地図である「ルーティングテーブル」、動的に経路を学習するプロトコル「OSPF」、ネットワークの境界住所を変換する「NAT」、外部ネットワークへの玄関口である「デフォルトゲートウェイ」、ネットワーク全体の階層を示す「OSI基本参照モデル」などがあります。