システムの信頼性を表す指標として「稼働率(システムが正常に動作している時間の割合)」が用いられ、可用性を高く保つことは稼働率を100%に近づける努力そのものであると言えます。
試験において「可用性」は、システムの物理的な壊れにくさや、障害発生時の復旧能力、サービスの中断を防ぐためのインフラ構築に関する問題として多く登場します。特に可用性を高めるための具体的な対策として以下のキーワードを覚えておきましょう。
・RAID(複数のハードディスクを組み合わせ、1台が壊れてもデータを失わないようにする技術)の導入。
・デュプレックスシステムやアクティブ・アクティブ構成など、予備のシステムを常にスタンバイさせておく設計。
・UPS(無停電電源装置)の設置による、落雷や停電時の動作継続対策。
・ディザスタリカバリ(DR:災害復旧対策)として、遠隔地に予備のデータセンターを構築しておく取り組み。
・クラウドサービスを利用して物理サーバーの管理を委託し、可用性に関する保証値(SLA:サービス品質保証)を取り交わすこと。
また、可用性の指標であるMTBF(平均故障間隔:故障せずに動いていた平均時間)を長くし、MTTR(平均復旧時間:故障から復旧するまでにかかった平均時間)を短くすることが、可用性(およびシステムの稼働率)を向上させるために本質的であるという理論問題も頻繁に出題されます。
情報セキュリティの3要素である「機密性」と「完全性」、システムが故障してから復旧するまでの平均時間である「MTTR」、ハードディスクの故障に備えて冗長化を図る「RAID」などがあります。