共通鍵暗号方式(対称鍵暗号)とは、データを暗号化する(読み取れない状態にする)ときと、復号する(元の状態に戻す)ときに、全く同じ「共通の鍵」を使用する暗号方式です。データの送信者と受信者が同じ鍵を共有して使用します。この方式の最大のメリットは、暗号化や復号の計算が非常にシンプルであるため、処理スピードが非常に速いことです。一方でデメリットは、鍵を相手に渡す際に、もし第三者に盗まれてしまうと暗号が簡単に解読されてしまうという「鍵の配送問題」が存在することです。代表的なアルゴリズムにはAESがあります。
友達に秘密の手紙を送るために、手紙をダイヤル式の宝箱に入れ、あらかじめ決めておいた暗証番号「1234」で鍵をかけます。手紙を受け取った友達も、同じ暗証番号「1234」を入力して宝箱を開けます(この「1234」が共通鍵です)。
[平文データ] --(共通鍵で暗号化)--> [暗号データ] --(共通鍵で復号)--> [平文データ]
(※送信者と受信者で同じ鍵を安全に共有しておく必要がある)