×
セキュリティ

この問題を解消するために登場したのがフェデレーション方式です。これは、クラウドサービスなどの異なるドメイン間でも安全に認証情報を連携するための仕組みで、SAML(Security Assertion Markup Language)やOpenID Connect(OIDC)といったプロトコルが標準的に使われています。ユーザーが最初に認証プロバイダ(IdP: Identity Provider)で認証を済ませると、IdPが署名付きの認証トークンを発行し、各サービスプロバイダ(SP: Service Provider)がそのトークンを検証することでログインを許可します。

試験でのポイント

試験では、シングルサインオンのメリット・デメリットや、フェデレーション方式における「IdP(認証情報を提供する側)」と「SP(サービスを利用させる側)」の役割の違いについて問われます。また、SSOを導入することのセキュリティ上のリスクとして「単一障害点(SPOF: Single Point of Failure)」になる点が重要視されます。マスターアカウントのログイン情報が流出した場合、連携するすべてのシステムへ不正アクセスされる二次被害(なりすまし)が発生するため、SSOの認証口には多要素認証やアクセス元IPアドレス制限などを重ねて導入することが推奨されます。

関連する用語

関連する用語には、クラウドサービスを含めたアカウント情報やアクセス権限を一元的に管理する「ID管理(アイデンティティ管理)」や、外部システムと安全に連携して認証やリソースの認可を行うためのフレームワークである「OAuth 2.0」、および認証と認可を両方カバーする「SAML」や「OpenID Connect」が挙げられます。