クリティカルパスとは、プロジェクト管理において、全体の作業工程の中で「最も時間がかかる、かつ遅れることができない一連の作業経路」のことです。プロジェクトの開始から終了までの依存関係をたどった中で、最長の所要時間を持つ経路を指します。
この経路上の作業が1日でも遅れると、プロジェクト全体の完了日も連動して1日遅れてしまいます。そのため、プロジェクトマネージャーはクリティカルパス上の作業を最優先で監視・管理し、人員の追加や調整を行って遅延を防ぐ必要があります。逆に、クリティカルパス上にない作業には多少の時間のゆとり(バッファ)があります。
例えば、イベントの準備において、「会場の予約(1日)」「招待状の送付と集計(10日)」「席順の決定(2日)」という順番でしか進められない経路Aと、「チラシのデザイン(3日)」「チラシの印刷(2日)」という経路Bがあるとします。この場合、計13日かかる経路Aがクリティカルパスとなり、ここの作業が遅れるとイベント全体の開催が遅れてしまいます。