企業が長期的に成長し続けるためには、「金のなる木」で稼いだ資金を「問題児」に再投資し、それを「花形」へと成長させ、最終的に市場の成熟にともなって新たな「金のなる木」へと移行させる、という健全な資金循環モデルを構築する必要があります。
試験では、PPMの「2つの縦軸・横軸(市場成長率と相対的市場シェア)」の組み合わせと、「4つのポジション(花形・金のなる木・問題児・負け犬)」の名称、およびそれぞれの特徴・戦略的意味を正しく対応させる問題が非常に多く出題されます。
特に、「金のなる木で得られたキャッシュをどの事業に投資すべきか」という問いに対しては「問題児」が正解であり、「投資を抑えてキャッシュを回収すべきなのはどれか」に対しては「金のなる木」、「速やかに撤退すべきなのはどれか」には「負け犬」が正解となるような、資金の分配方針についての理解が問われます。4象限のマトリクス図を頭の中に描けるようにしておきましょう。
PPMに関連する用語としては、PPMを開発した「ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)」や、企業全体の事業の組み合わせを最適化する「ポートフォリオ」があります。また、企業の強みを活かして差別化を図る「SWOT分析」や、市場での競争力を分析する「ファイブフォース分析」も関連の深い経営戦略フレームワークです。