KGIは、企業が向かうべき方向性を示し、全従業員が共通の目標に向かって努力するための羅針盤となる重要な指標です。KGIを設定する際には、経営理念や中長期的な経営戦略と一致していることが絶対条件となります。適切なKGIを設定するメリットは、組織全体のブレがなくなり、限られた経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を最適な場所に集中できる点にあります。一方で、KGIとして「売上高」や「利益率」といった財務指標ばかりを重視しすぎると、短期的な利益を追い求めるあまり、製品の品質低下や従業員の過労、さらにはコンプライアンス(法令遵守)違反を引き起こすリスクがあります。そのため、近年では財務指標だけでなく、顧客満足度やブランド認知度、あるいは環境保護への貢献度(CO2削減量など)をKGIとして設定する企業も増えています。KGIは一度設定したら終わりではなく、市場環境の変化に応じて定期的に見直しを行い、現実的かつ挑戦的な目標であり続けるようにメンテナンスすることが求められます。