情報処理技術者試験(ITパスポートや基本情報など)において、MOTは経営戦略の分野でよく出題されます。出題のパターンとしては、「技術革新をビジネスに結びつけ、経済的価値を創出していく経営の考え方はどれか」といった定義を問う問題が典型的です。キーワードは「技術力」「イノベーション」「事業化」「利益に結びつける」などです。選択肢には、MBA(経営学修士)やCSR(企業の社会的責任)、M&A(企業の合併・買収)といったアルファベットの略語が並ぶことが多く、それぞれの意味を正しく識別できるかが問われます。また、「死の谷(Valley of Death)」や「ダーウィンの海」といった、技術が製品化され市場で成功するまでに立ちはだかる障壁を表す用語とセットで出題されることもあります。技術を単なる研究で終わらせず、経営の視点からマネジメントするという根本的な意味をしっかり押さえておきましょう。
MOTと関連が深い用語として「イノベーション」があります。技術革新による新しい価値創造を経営の軸に据えるのがMOTだからです。また、自社の技術と外部の技術・アイデアを組み合わせる「オープンイノベーション」も現代のMOTでは欠かせない概念です。さらに、製品が開発されてから市場で衰退するまでのサイクルを示す「プロダクトライフサイクル」も、技術をどのタイミングで市場に投入し、いつ撤退するかを判断する上で重要な関連知識となります。