シェアリングエコノミー(共有経済)は、インターネットとスマートフォンの普及によって急速に成長した新しい経済の形です。従来、私たちの生活は「お金を出してモノを所有する」ことが豊かさの象徴とされてきました。しかし、「ドリルが欲しいのではなく、穴を開けたいのだ」という有名な言葉があるように、消費者の本当の目的はモノを所有すること自体ではなく、そのモノが提供する「機能」や「体験」を利用することにあります。
シェアリングエコノミーは、この考え方を体現したものです。企業や個人が持っている「普段使っていない余っている資産(遊休資産)」を、インターネットのプラットフォーム(仲介サイトやアプリ)を通じて、それを使いたい人とマッチングさせます。シェアされる対象は「モノ(車、自転車、衣服など)」だけでなく、「空間(空き部屋、空き駐車場、農地など)」、「移動手段(相乗りサービスなど)」、「スキル・時間(家事代行、単発の仕事の代行、語学レッスンなど)」、さらには「お金(クラウドファンディングなど)」に至るまで、非常に多岐にわたります。