LAN内の機器同士が通信を行うためには、データリンク層(OSI参照モデルの第2層)および物理層(第1層)の規格である「イーサネット(Ethernet)」が標準的に使われます。有線LANでは、ツイストペアケーブル(LANケーブル)を用い、最大1Gbpsや10Gbpsといった高速で安定した通信が可能です。一方、無線LAN(Wi-Fi)は「IEEE 802.11」シリーズという国際規格に準拠しており、物理的な配線が不要で利便性が高い反面、壁などの障害物や他の電波(電子レンジなど)の干渉を受けて通信が不安定になったり、周囲に電波が届くためセキュリティ上のリスク(通信の盗聴や不正アクセス)が生じたりします。このため、無線LANでは「WPA3」などの高度な暗号化技術を用いて通信を保護することが必須となっています。また、LANとLANを結びつけて、より広い地域(都市や国規模)を接続するネットワークを「WAN(Wide Area Network)」と呼びます。