自社のコアコンピタンスを明確に特定することは、企業資源の効率的な配分に不可欠です。中核となる「コア業務」にヒト・カネ・モノ・情報を徹底的に集中させ、中核以外の「ノンコア業務(定型業務や自社の強みと関係ない業務)」はアウトソーシング(業務委託)することで、組織の強みを尖らせ、市場での優位性を維持することができます。
ITパスポート試験のストラテジ系(経営戦略マネジメント)において、企業戦略の基礎知識としてしばしば出題される用語です。
試験対策上のポイントは、コアコンピタンスの定義である「他社が真似できない、企業の中核的な独自の強み」を正確に理解しておくことです。また、試験問題では「アウトソーシング」と絡めて出題されることが非常に多いです。具体的には、「企業が自社のコアコンピタンスに資源を集中させるために、ノンコアであるITシステムの運用保守業務を外部の専門業者に委託した。この委託手法を何と呼ぶか」といったような形で、コアコンピタンスとアウトソーシングの因果関係を問う問題が定番です。
さらに、企業の持つ経営資源を「強み」や「模倣可能性」などの観点から評価するフレームワークである「VRIO(ヴェリオ)分析」の考え方とも親和性が高いため、合わせてその結びつきを覚えておくと応用問題にも対応しやすくなります。
コアコンピタンスに関連する用語には、自社の中核以外の業務を外部の専門業者に委託する「アウトソーシング」、企業の経営資源の価値や模倣困難性を分析する「VRIO分析」、他社と経営資源やノウハウを相互に補完し合う「アライアンス(戦略的提携)」、そして自社の強みと弱みを整理する「SWOT分析」があります。