×
科目A-1|アルゴリズムとプログラミング
キュー(Queue)は、最初に入れたデータが最初に出ていく「先入れ先出し(FIFO:First In, First Out)」の特性を持つデータ構造で、和訳では「待ち行列」とも呼ばれます。データを末尾に追加する操作を「エンキュー(Enqueue)」、先頭からデータを取り出す操作を「デキュー(Dequeue)」と呼びます。キューは、処理能力に限りがある資源に対して、到着した処理要求を公平に順番待ちさせるバッファとして用いられます。例えば、OSのプロセススケジューリングにおけるタスクの実行待ち行列、ネットワーク機器(ルータなど)の送信パケットのバッファ、イベント駆動型プログラムでのイベントメッセージの処理順序管理など、システムの処理性能や安定性を維持するために広く使われています。メモリ上での実装においては、配列のインデックスを循環させてメモリ領域を効率よく使い回す「リングバッファ(環状バッファ)」という手法が組み合わせて用いられるのが一般的です。

試験でのポイント