また、ユーザビリティの第一人者であるヤコブ・ニールセン博士は、ユーザビリティを構成する要素として「学習しやすさ」「効率性」「記憶しやすさ」「エラー」「主観的満足度」の5つの因子を提唱しています。これらは、ユーザーがシステムを初めて触ったときから、使い慣れた後、さらにはしばらく触っていなかった状態から再開したときまで、あらゆるフェーズでの使いやすさを総合的に評価するための指標となっています。単に見栄えが良いことだけでなく、ユーザーの行動心理や認知プロセスに基づいてインターフェースを論理的に設計することが、ユーザビリティの向上には不可欠です。
試験でのポイント
ITパスポート試験や情報処理安全確保支援士試験の科目A-1などのIT試験においては、「ユーザビリティ」という言葉の意味そのものを問う問題のほか、類似する概念である「アクセシビリティ」や「UX(ユーザーエクスペリエンス)」との違いを正しく理解しているかが頻繁に問われます。