×
応用編
  • 平文Telnetを縮小

  • 5250専用経路

  • TCP対応ZTNAの検証

  • 不要ポートの閉鎖

  • 共有IDの縮小

第7段階:必要なRPG機能をAPI化

  • 利用頻度が高い機能

  • 外部連携が必要な機能

  • 仕様が明確な機能

  • 更新が頻繁な機能

すべてのRPG資産を同時に移行する必要はありません。


導入時のチェックリスト

SASE全体

  • SASEへ移行する対象を明確にした

  • 一般公開アクセスと社員アクセスを分けた

  • IdPとMFAを設計した

  • 端末状態の判定条件を決めた

  • 障害時の経路を決めた

  • フェイルオープン/クローズを決めた

  • SASEを迂回する経路を確認した

  • ログの保存先と保存期間を決めた

AWS・Django

  • Django Adminを一般公開していない

  • ALBの受信元を制限した

  • AWS WAFを設定した

  • RDSをプライベートサブネットへ配置した

  • Djangoの認可を維持した

  • ALLOWED_HOSTSを限定した

  • 転送ヘッダーの信頼範囲を確認した

  • Secure Cookieを設定した

  • WebSocketを試験した

  • 監査ログを取得した

RPG・レガシー環境

  • 5250の利用者を確認した

  • 利用ポートを確認した

  • 平文Telnetを確認した

  • プリンター通信を確認した

  • バッチ通信を確認した

  • 共有IDを確認した

  • 長時間セッションを試験した

  • TCP対応ZTNAの互換性を試験した

  • APIの二重実行対策を実装した

  • 切り戻し手順を作成した


まとめ

SASEは、DjangoやRPGを作り替えるためのアプリケーションフレームワークではありません。

ネットワーク接続とセキュリティをクラウド中心に統合し、利用者、端末、接続先、データに応じてアクセスを制御するアーキテクチャです。

AWS上のDjango環境では、一般公開部分と社員・管理者向け部分を分離し、管理系アクセスをSASE、ZTNA、AWS Verified Accessなどで保護します。

一般利用者
→ CloudFront → AWS WAF → ALB → Django

社員・管理者
→ SASE/ZTNA → Verified Access → Internal ALB → Django

一方、RPGなどのレガシー環境では、5250や独自TCP通信を考慮し、VPNの即時廃止や一括ZTNA化を避けます。

第1段階
通信を可視化する

第2段階
暗号化と接続範囲を改善する

第3段階
限定VPNまたはTCP対応ZTNAへ移行する

第4段階
必要な業務機能だけAPI化する

第5段階
古い接続方式を段階的に縮小する

重要なのは、すべての環境を同じ方法で移行しないことです。

AWS・DjangoはHTTPSとアプリケーション単位のアクセス制御を中心に設計し、RPGなどのレガシー環境は既存プロトコルと業務継続を守りながら段階的に移行する。

この分離こそが、SASE移行を安全に成功させるための基本方針です。

出典・最終確認(2026年7月31日)

AWSのSASE解説

SASEは特定製品ではなく、ネットワーク機能とセキュリティ機能をクラウド側で統合するアーキテクチャ概念です。ゼロトラストは同義語ではなく、SASEで採用し得る設計原則として区別します。