Land攻撃は、送信元IPと宛先IPを標的自身にし、送信元ポートと宛先ポートも同一にした異常なSYNパケットを送る歴史的攻撃です。
送信元IP = 標的IP
宛先IP = 標的IP
送信元Port = 宛先Port
TCP Flag = SYN
古いTCP/IP実装では、この異常なパケットによってループ、フリーズ、クラッシュが発生する場合がありました。
ただし、Land攻撃は通常のSYN backlog枯渇型とは原理が異なります。
そのため、現在の記事では次のように分類する方が適切です。
TCPを悪用するDoS
├─ SYN状態枯渇型
│ └─ SYNフラッド
├─ 帯域・PPS枯渇型
│ └─ 大規模TCP flood
└─ 実装バグ悪用型
└─ Land攻撃など
Land攻撃をSYNフラッドの一種として完全に同列へ並べると、攻撃原理の違いが分かりにくくなります。

Living off the Land(リビング・オフ・ザ・ランド、LOTL)とは、攻撃対象のOSや社内環境に最初から存在する正規ツール、管理機能、スクリプト実行環境を悪用する攻撃手法です。