このように問題を魚の背骨に見立て、それぞれのカテゴリから枝を伸ばして具体的な原因を書き込んでいくことで、単に「みんなで頑張ろう」と精神論に頼るのではなく、「注文システムを新しくしよう」「下準備の時間をずらそう」といった具体的な解決策を導き出すことができます。
もう少し詳しく
特性要因図(Cause and Effect Diagram)は、日本の品質管理の先駆者である石川馨によって考案され、海外でも「Ishikawa Diagram」として広く知られています。問題である「特性(結果)」に対して、「なぜその問題が起きたのか」という「要因(原因)」を階層的に整理していくことで、議論を構造化するツールです。一般的には、製造現場では「4M(Man:人、Machine:設備、Method:方法、Material:材料)」、サービス業やオフィス業務では「4P(Place:場所、Procedure:手順、People:人、Promotion:販売促進)」などのフレームワークを大骨(大きな枝)として配置し、そこから中骨、小骨へと原因を掘り下げていきます。単に原因を列挙するだけでなく、問題の全体像を俯瞰し、背後にある根本原因(真因)を論理的に見つけ出すためのコミュニケーションツールとして極めて有効です。
試験でのポイント