集合論は、現代数学およびコンピュータサイエンスの根本を支える理論です。プログラミングやデータ処理において、集合の概念は無意識のうちに頻繁に利用されています。例えば、リレーショナルデータベース(RDB)を操作するSQLという言語は、まさにこの集合の考え方(関係代数)をベースに作られています。テーブル同士を結合(JOIN)して両方の条件に合致するデータを取り出す処理は「積集合」の応用であり、複数の検索結果を合算(UNION)する処理は「和集合」そのものです。また、データの中から特定の条件に当てはまらないものを除外する処理は「差集合」や「補集合」に相当します。