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論理演算と集合

集合の重要な性質として、「要素に重複がないこと」と「要素の順番に意味がないこと」が挙げられます。PythonやJavaなどのプログラミング言語には、配列やリストとは別に「Set(セット)」というデータ構造が用意されています。これを利用すると、大量のデータの中から重複するデータを自動的に排除して一意な値のリストを高速に作成したり、2つのリストの間で共通する要素だけを瞬時に抽出したりすることができます。要素が集合に含まれるかどうかを判定する処理において、リストを順番に検索するよりも、集合型のデータ構造を用いた方がはるかに高速に処理できることが多く、効率的なアルゴリズムを設計する上で集合の知識は欠かせません。

試験でのポイント

IT系の試験では、基礎理論の離散数学の分野で集合に関する問題が出題されます。試験で特に問われやすいのは、ベン図を用いた集合の演算結果の図示や、条件文と集合の対応関係を問う問題です。積集合(A ∩ B)、和集合(A ∪ B)、補集合(Aの否定、Aの上にバーを引く)、差集合(A - B)の記号の意味を正確に理解し、ベン図のどの領域に該当するのかを瞬時に判断できるようにしておく必要があります。記号が覚えにくい場合は、「∩」は帽子のようにかぶさって狭くなるから「共通部分(かつ)」、「∪」は受け皿のように広く集めるから「すべて(または)」とイメージすると良いでしょう。

また、ド・モルガンの法則と組み合わせて、複雑な集合の式を簡単にする問題も頻出です。さらに、データベースの分野(SQLの出題など)でも集合演算の知識が直接的に問われます。「和両立(演算対象のテーブルの列数とデータ型が一致していること)」などのデータベース特有の条件と絡めて出題されることもあるため、離散数学としての基礎的な集合の概念をしっかりと理解した上で、それがデータベース操作にどのように応用されているのかを関連付けて学習することが、総合的な得点アップにつながります。

関連する用語

ベン図、関係代数、データベース