ベン図(べんず)とは、複数の集合(グループ)の関係性や、それらの重なり具合を円などの図形を使って視覚的に分かりやすく表現した図のことです。イギリスの数学者ジョン・ベンによって考案されました。言葉や数式だけでは理解しにくい複雑な条件の重なり(「Aであり、かつBである」「Aであるが、Bではない」など)を、絵として一目で直感的に把握できるのが最大の特徴です。データベースで複数の条件を組み合わせて検索するときや、プログラミングで複雑なif文の条件分岐を設計する際に、頭の中を整理するための強力なツールとして使われます。
「スマートフォンを持っている人(集合A)」と「パソコンを持っている人(集合B)」の関係をベン図で表します。
・左側の円(Aだけ):スマホのみ持っている人
・右側の円(Bだけ):パソコンのみ持っている人
・中央の重なる部分(AかつB):両方持っている人
・円の外側(AでもBでもない):どちらも持っていない人このように配置することで、「両方持っている人はどれくらいいるか」「片方だけの人は誰か」が図の領域を見るだけでひと目で区別できるようになります。