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システム構成・性能・ソフトウェア

このように役割を3層に分ける最大のメリットは「保守性と拡張性の高さ」です。例えば、スマートフォンの普及に伴って画面のデザインだけを新しくしたい場合、データ層やアプリケーション層のプログラムには一切触れることなく、プレゼンテーション層だけを改修すれば済みます。また、アクセスが急増して処理が重くなった場合も、システム全体を強化するのではなく、ボトルネックとなっているアプリケーション層のサーバだけを増設する(スケールアウトする)といった柔軟な対応が可能になります。

試験でのポイント

情報処理技術者試験において、「Webシステム」や「3層クライアントサーバシステム」は非常に出題頻度が高い最重要キーワードの一つです。最もよく出題されるのは、上述の「プレゼンテーション層」「アプリケーション層(ビジネスロジック層)」「データ層(データアクセス層)」の3つの役割の組み合わせと、それぞれの役割の内容を正しく答えさせる問題です。

また、システム保守の観点から「各層が独立しているため、ある層の仕様変更が他の層に及ぼす影響を最小限に抑えられる」という特徴が選択肢としてよく問われます。間違いやすいポイントとしては、3層アーキテクチャにおける「層(Tier)」とは論理的な役割の分割であり、必ずしも物理的に3台の別々のサーバーマシンを用意しなければならないわけではない点に注意してください。小規模なシステムであれば、1台のサーバーの中にWebサーバとデータベースを同居させて3層の役割を持たせることも可能です。

関連する用語

Webシステムの通信の基盤となるプロトコルが「HTTP/HTTPS」です。また、Webシステムは専用アプリを必要としないのが特徴ですが、画面側の処理をリッチにするために活用される技術として「JavaScript」や「Ajax」などの用語も併せて理解しておきましょう。