順列(じゅんれつ)とは、いくつかある要素の中からいくつかの要素を選び、それらを「順番(並び順)を区別して」並べたとき、何通りの並べ方があるかを表すものです。数学ではアルファベットの「P(Permutation)」を使って表現します。順列では、並べる順番が異なれば、それは別のパターン(異なる通り)としてカウントするのが最大の特徴です。セキュリティ分野におけるパスワードの総当たり攻撃(すべての組み合わせを試す手法)を防ぐために、どれだけのパスワードパターンが存在するかを計算する際や、最短のルートを計算するアルゴリズムの設計などで順列の考え方が必要とされます。
「A」「B」「C」の3枚のカードから、2枚を選んで左から順に並べる方法が何通りあるかを考えます。
並び順を区別するため、以下の組み合わせが考えられます。
1. 「A - B」
2. 「B - A」
3. 「A - C」
4. 「C - A」
5. 「B - C」
6. 「C - B」
計算式: 3 × 2 = 6通り(3P2)「A - B」と「B - A」は使っているカードは同じですが、並び順が違うため別々のパターンとして「6通り」と数えます。これが順列の基本的な考え方です。