E-R図(Entity-Relationship Diagram)とは、データベースの設計において、扱うデータ全体の構造や関係性を視覚的に表現するための図です。データの実体である「エンティティ(Entity)」と、それらの間にある「リレーションシップ(Relationship:関連)」という2つの要素を箱と線で表します。システム開発の初期段階で、顧客やエンジニアが『どんなデータを保存する必要があり、それらがどう繋がっているか』を共通認識として整理するために非常に重要な図です。
学校の図書管理システムを設計する場合を考えます。まず、『生徒』や『本』というデータの塊を長方形の箱(エンティティ)として描きます。次に、『生徒』と『本』の箱を「借りる」という動詞を記した菱形と線(リレーションシップ)で結びます。これにより、『どの生徒が、どの本を借りているか』というデータベースの骨組みが一目でわかる図(E-R図)が完成します。