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ネットワーク

また、TCPは1対1の通信(ユニキャスト)しか行えませんが、UDPは同一ネットワーク内の全ての機器へ一斉にデータを送る「ブロードキャスト」や、特定の複数グループに送信する「マルチキャスト」が可能です。この特性を活かして、音声・動画ストリーミングなどの配信のほか、インターネットの基本機能である「DNS(ドメイン名とIPアドレスの変換)」の問い合わせ、ネットワーク機器に自動でIPアドレスを配る「DHCP」、時刻同期を行う「NTP」など、瞬時に軽量なやり取りを行いたいプロトコルで幅広く採用されています。

試験でのポイント

情報処理技術者試験におけるUDPの出題では、「コネクションレス型」であるという最大の特徴を答えさせる問題が基本です。TCPと比較した際の「ヘッダが小さくオーバーヘッドが少ない」「信頼性は低いが高速でリアルタイム性に優れる」といったメリット・デメリットの理解が欠かせません。

また、UDP上で動作する代表的な上位プロトコルを問う選択問題もよく出題されます。「DNS(特に512バイト以下の問い合わせ)」「DHCP」「NTP」「SNMP(ネットワーク管理)」などは、すべてトランスポート層でUDPを使用しています。これらのプロトコル名とUDPの結びつきは、午前問題などで得点しやすいため確実に覚えておきましょう。さらに、1対多の「ブロードキャスト」通信が可能なのはUDPであるという点もポイントです。

関連する用語

UDPに関連する概念には、信頼性第一の「TCP」、接続確認を行わない「コネクションレス型」、UDPが扱うパケットの単位「データグラム」、一斉送信機能「ブロードキャスト」、名前解決を行う「DNS」、時刻を合わせる「NTP」などがあり、それぞれ用途に応じた棲み分けがなされています。