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セキュリティ

情報セキュリティにおける機密性(Confidentiality)は、データやシステムへの不適切なアクセスを防ぐための防壁としての役割を持ちます。組織が保有するデータには、顧客の個人情報、新製品の開発計画、財務データなど、外部に漏洩した際に対社会的な信用失墜や競合上の不利益をもたらすものが数多く存在します。これらを守るために、システム設計時および日頃の運用において厳密なアクセス制御を設計しなければなりません。

機密性を確保するための具体的な技術的アプローチとしては、まず「暗号化」が挙げられます。データそのものを難読化しておくことで、万が一ネットワーク通信を盗聴されたり、データベースファイルが物理的に盗まれたりしても、復号に必要な鍵を持たない第三者にはデータを解読できない状態を作ります。さらに、「アクセス制御」も重要です。ユーザーごとにIDとパスワードを発行し、それぞれの役割(ロール)に基づいてフォルダやファイルの閲覧・編集権限を細かく切り分ける手法(ロールベースアクセス制御など)が一般的です。また、最近ではパスワードだけに頼らず、本人が持っている端末や生体情報と組み合わせる「多要素認証」の導入が進んでいます。