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セキュリティ

さらに、うっかりミスを防止するための入力制限やフォーマットチェック、誤って上書き保存してしまった場合に過去の状態へ復元できるバージョン管理システム(Gitなど)の導入も完全性の維持に有効です。

試験でのポイント

試験において「完全性」に関する問題は、「データが変更(改ざん)されていないこと」「信頼性が保たれていること」を検証するシーンと結びつけて出題されます。特に以下のようなキーワードや対策技術が登場した場合は、完全性の確保に深く関係していると判断してください。

・ハッシュ関数(SHA-256など)を用いて、受信したデータのハッシュ値を比較し、改ざんを検知する。
・デジタル署名や電子署名を施し、データの作成者が本人であることと、送信後に改ざんがされていないことを証明する。
・タイムスタンプ(電子タイムスタンプ)を付与し、その日時にデータが存在し、それ以降改ざんされていないことを証明する。
・WORM(Write Once Read Many)メディア(一度だけ書き込みが可能で、消去や再書き込みができない記憶媒体)にログを保存し、データの改ざん自体を物理的に防ぐ。

試験でのよくある引っかけとして、「暗号化」は情報の漏洩を防ぐ「機密性」の対策であり、データが正しいことを示す「完全性」の対策とは直接的には異なります(ただし、完全性の検証技術であるデジタル署名の内部では暗号化アルゴリズムが応用されます)。「機密性」「完全性」「可用性」の3要素の境界線を正確に理解しておくことが重要です。

関連する用語

情報セキュリティの3要素である「機密性」や「可用性」、データの一貫性を確認し改ざん検知を行うための計算技術である「ハッシュ関数」、送信元の正当性と改ざん検知を保証する「デジタル署名」などがあります。