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システム戦略・経営戦略

BPRを推進するにあたっては、まず企業のビジョンや目標を設定し、現状の業務フローを徹底的に可視化して分析します。その後、不要な作業を「排除(Eliminate)」し、他の作業と「結合(Combine)」し、順序を「交換(Rearrange)」し、作業を「簡素化(Simplify)」するという「ECRSの原則」などを適用して新たなプロセスを設計します。また、BPRの成功には、従来の組織体制や職務権限の大幅な変更、評価制度の見直しなどが伴うため、経営トップの強いリーダーシップ(トップダウン)が不可欠となります。

試験でのポイント

試験において最も頻出するポイントは、BPRと「BPM(ビジネスプロセス管理)」の性質の違いです。BPRが「根本的・劇的(ドラスティック)な見直しと一回限りの大きな再構築」を目指すのに対し、BPMは「継続的・段階的な改善のサイクル(PDCA)を回し続けること」を目指します。この2つの用語のキーワード(根本的・劇的=BPR、継続的=BPM)を整理しておくことで、選択肢を正しく判別できます。

また、BPRは部分的な改善ではなく、組織全体や業務フロー全体の「全体最適」を目指すものである点、およびIT技術の導入が単なる手作業の代替にとどまらず、新しい業務プロセスを実現するための「イネーブラー(変革を可能にするもの)」として機能する点も、問題文でよく触れられる論点です。

関連する用語

BPRに関連する用語としては、継続的な業務プロセス改善手法である「BPM」や、人間の定型的な事務作業をソフトウェアで自動化する「RPA」、業務効率化のためのフレームワークである「ECRSの原則」があります。また、企業のビジネスモデル自体をデジタル技術で変革する「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とも極めて近い関係にあります。