このように内部環境(S・W)と外部環境(O・T)を網羅的に分析し、それらを交差させて考えることで、自社が持つ強みをどの市場で発揮すべきか、逆にどのリスクを警戒すべきかを体系的に整理できます。これは、企業の限られた経営資源を効率的に配分する意思決定に大いに貢献します。
試験では、SWOT分析の「4つの要素(S・W・O・T)」が、「内部環境(自社で努力すれば変えられるもの)」なのか「外部環境(社会の動きや競合など、自社の力では変えられないもの)」なのか、そしてそれらが「プラス要因(強み・機会)」なのか「マイナス要因(弱み・脅威)」なのかを明確に切り分ける問題が頻出します。
例えば、「法改正による規制強化」は自社ではコントロールできないため「外部環境」であり、マイナスに働くため「脅威(T)」に分類される、といった判断が問われます。「自社の最新設備」は「内部環境」かつ「強み(S)」です。この4マトリクスの位置関係を正確に把握しておくことが得点に直結します。また、掛け合わせを行う「クロスSWOT分析」の考え方についても出題されることがあります。
SWOT分析に関連する用語としては、自社を取り巻く業界環境を「顧客」「競合」「自社」で分析する「3C分析」や、外部環境の政治・経済・社会・技術を分析する「PEST分析」があります。また、導き出した戦略に基づいて具体的な目標を設定する「KGI(重要目標達成指標)」や「KPI」とも強く関連しています。