PDCAサイクルは、もともと製造業における生産管理や品質管理(TQC/TQM)の現場で、統計学者デミング博士らによって提唱された「デミングサイクル」を起源としています。現在ではその有用性から、企業の経営戦略の実行、ITサービスの運用管理(ITILなど)、情報セキュリティ対策(ISMSなど)、そして個人のキャリア開発にいたるまで、あらゆるマネジメントプロセスの共通基盤として世界中で活用されています。
PDCAの肝は、サイクルを「継続的に回し続けること」にあります。これを「スパイラルアップ」と呼び、サイクルが一巡するたびに業務の標準化や問題点の解決が進み、組織の業務水準がらせん階段を上るように向上していきます。しかし、実際のビジネスの現場では、計画段階(Plan)で時間を使いすぎて実行(Do)が遅れたり、実行したものの評価(Check)や具体的な改善処置(Action)を怠ってしまい、形骸化してしまうケースが多々あります。