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企業と法務

さらに、近年のような変化が激しく予測不可能な時代(VUCA時代)においては、綿密な計画を立ててから動くPDCAでは対応スピードが追いつかないという課題も指摘されています。そのため、迅速な意思決定を最優先とする「OODAループ」(Observe:観察、Orient:状況判断、Decide:意思決定、Act:行動)といった、状況変化に即座に適応するための新たな思考フレームワークと併用・補完しながら使い分けることが求められています。

試験でのポイント

ITパスポート試験において、PDCAはストラテジ系(企業活動、システム戦略)からマネジメント系(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)、テクノロジ系(情報セキュリティ)まで、分野を問わず出題される極めて重要な概念です。

特に出題されやすいのが、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の確立・運用における各フェーズ(P・D・C・A)と具体的な活動内容を対応させる問題です。例えば、「セキュリティポリシーの策定」はPlan(計画)、「従業員へのセキュリティ教育や対策の実施」はDo(実行)、「運用状況の内部監査や監視」はCheck(評価)、「セキュリティ対策の見直しや改善処置の実行」はAction(改善)にそれぞれ該当します。各フェーズがどのような具体的な行動と結びついているのかを整理し、問題文の事例がどのフェーズにあたるかを瞬時に判定できるようにしておきましょう。また、「Check(評価・検証)」と「Action(改善・処置)」を混同しやすいため、「状況を確認する段階」と「それに基づき対策を施す段階」という役割の違いを明確に意識することがポイントです。

関連する用語

PDCAと関連の深い用語には、状況の変化に即応して意思決定を行うための手法「OODAループ」、組織的な情報セキュリティ管理体制を築く「ISMS」、企業の業務プロセスを抜本的に再構築して効率化する「BPR(業務プロセス再設計)」があります。