×
企業と法務

OJTは現場で即戦力となる知識やノウハウが身につく一方、「指導役の教え方のレベルや時間的な余裕によって、教育の効果にバラつきが出やすい」というデメリットがあります。また、体系的で基礎的な知識を効率よく教えるのには向いていません。そのため、まずOff-JTで基礎知識をインプットし、その後にOJTで実務を通して応用力をアウトプットさせるというように、両者をバランスよく組み合わせるブレンディッドな研修プログラムの構築が効果的とされています。

試験でのポイント

ITパスポート試験では、ストラテジ系(企業活動、組織論・人的資源管理)の分野において、企業内教育(社員研修)に関する基本用語として繰り返し出題されます。

試験対策のポイントは、教育方法の事例が提示された際に、「OJT」「Off-JT」「自己啓発(SD)」のどれに該当するかを明確に分類・識別できるようにすることです。例えば、「先輩の指導のもとで、実際の顧客データを使って売上集計レポートを作成する手順を学ぶ」は実務を通しているためOJTです。一方、「通常業務を休み、社内の会議室でビジネスマナーやプログラミングの基礎講義を専門講師から受ける」は実務から離れているためOff-JTです。また、「会社からの指示ではなく、業務時間外に自主的にITパスポートの参考書を買って勉強する」のは自己啓発に分類されます。この3者の違い、特に「実務の中(On-the-Job)」か「実務の外(Off-the-Job)」かという基準を頭に入れ、紛らわしい選択肢に惑わされないようにしましょう。

関連する用語

OJTの理解を深める関連用語として、通常の業務から離れて行う座学研修や外部セミナーなどを指す「Off-JT」、個人の主体的意思で能力向上を図る「自己啓発(SD)」、そして各社員が保有するスキルを一覧表にして可視化する「スキルマップ」があります。