SCM(サプライチェーンマネジメント)とは、製品の原材料の調達から、製造、在庫管理、物流(輸送)、そして最終的に消費者に届くまでの全てのプロセス(供給の鎖=サプライチェーン)を、複数の企業や部門の垣根を越えて一元管理し、全体を最適化する手法です。情報(売れ行きや在庫の状況)をリアルタイムで共有することで、「作りすぎて在庫が余る」「在庫が足りなくて売り切れてしまう」といった無駄を最小限に抑えます。
飲料メーカーとコンビニエンスストアが連携したSCMの具体例です。
1. 店舗のPOSデータから、あるお茶の売れ行きが急増していることを検知する。
2. その情報が飲料メーカーの製造工場に即座に共有され、増産計画が立てられる。
3. 原材料を扱う農家へも速やかに茶葉の出荷要請が行われる。
4. トラックの配送ルートが最適化され、欠品を起こすことなく店舗に冷たいお茶が届けられる。この一連の流れをスムーズに行うことで、無駄な在庫コストを削減し、販売機会の損失を防ぎます。