ビジネスの現場では、工場の設備にセンサーを取り付けて振動や音のデータを常時監視し、故障してラインが止まる前に部品を交換する「予知保全」が行われたり、物流業界ではトラックの走行データを分析して最も燃費が良く効率的な配送ルートを自動生成したりと、劇的な生産性向上をもたらしています。一方で、IoT機器は無数に存在し、しかも軽量化のために高度なセキュリティソフトを組み込みにくいケースも多いため、サイバー攻撃の標的にされやすいという脆弱性の問題があります。乗っ取られたIoT家電が、他のサーバーを攻撃するための踏み台(ボットネット)にされる事件も起きており、セキュリティ対策が急務となっています。
ITパスポート試験などでは、IoTに関する問題は非常に高い頻度で出題されます。最も典型的なパターンは、「あらゆるモノがインターネットに接続され、情報をやり取りする仕組み」という説明文から「IoT」という用語を選択させる問題です。