外部設計は、しばしば「基本設計」とも呼ばれ、システム開発を家に例えるならば、「間取り図」や「外観のデザイン」を決める工程に相当します。要件定義で決まった「キッチンが必要(機能要件)」という約束に対して、外部設計では「キッチンはアイランド型にして、広さはこれくらい、収納扉は白にする」といった、具体的な形(インターフェース)に落とし込んでいきます。
この工程の最大の目的は、システムを利用するユーザー(発注者)に対して「完成予定のシステムは、こういう見た目で、こういう操作感になりますよ」というイメージを具体的に提示し、合意(レビュー)を得ることです。そのため、画面のレイアウト図(ワイヤーフレーム)や画面同士の移り変わり(画面遷移図)を作成し、ユーザーの視点で「使い勝手(ユーザビリティ)が良いか」「業務の流れに沿ってスムーズに操作できるか」を徹底的に確認します。もしボタンの位置が使いにくかったり、必要な入力項目が欠けていたりした場合、この外部設計の段階で修正しておかなければ、後続のプログラミング工程に入ってからでは修正に膨大な手間がかかってしまいます。ユーザーと開発者が直接コミュニケーションを取りながら進める最後の設計工程となります。