総合電機メーカーが自社の事業を分析するとします。「パソコン事業」はすでに市場が成長しておらず、自社のシェアも低い場合は「負け犬」として事業売却を検討します。「白物家電事業」は成長は横ばいですが自社のシェアが非常に高く、安定して利益が出ているため「金のなる木」となります。そして、ここで稼いだ利益を、市場が急拡大しているがまだシェアが低いAI関連の新規事業(問題児)に投資し、「花形」へと育て上げる、といった戦略を立てます。
PPMは、1970年代に世界的な経営コンサルティングファームであるボストン・コンサルティング・グループ(BCG)によって開発された、事業ポートフォリオ管理の金字塔となる手法です。この分析の目的は、企業全体の経営資源を効率的に配分し、中長期的な生存と成長を担保する「資金循環モデル」を構築することにあります。
PPMの戦略の本質は、以下のサイクルを回すことにあります。