有名な自動車メーカーであるホンダ(本田技研工業)のコアコンピタンスは「高品質で高効率なエンジン技術」です。この圧倒的なエンジン技術という中核能力を持っているからこそ、自動車だけでなく、オートバイ、芝刈り機、除雪機、さらには小型のジェット機(ホンダジェット)に至るまで、全く異なる様々な市場に対して高品質な製品を展開し、世界中で成功を収めることができています。
コアコンピタンスという概念は、1990年に経営学者であるゲイリー・ハメルとC.K.プラハラードが『ハーバード・ビジネス・レビュー』誌上で提唱したことで世界中に広まりました。彼らは、短期的な競争力は製品の品質やコストによるが、長期的な競争力は「他社よりも迅速かつ低コストで、新しい価値を生み出す源泉となる組織的な能力(コアコンピタンス)」を構築できるかどうかにかかっていると説きました。
コアコンピタンスを定義する3つのテスト(要件)について、以下に詳しく解説します。