Chapter 2
データ型と変数の用語を順に解説します。
プリミティブ型とは プリミティブ型(基本データ型)とは、Java言語にあらかじめ組み込まれている、単一の数値や文字、真偽値などの「値そのもの」を格納するための基本的なデータ型です。 Javaには全部で8種類のプリミティブ型が存在し、大きく分けて整数型(byte, short, int, long)、浮動小数点数型(float, double)、文字型(char)、論理型(boolean)に分類されます。 プリミティブ型の変数は、メモリの「スタック領域」に直接値が格納されるため、オブジェクトのような参照管理のオーバー
参照型とは 参照型(Reference Type:オブジェクト型)とは、値そのものではなく、メモリの「ヒープ領域」上に生成されたオブジェクトの実体が存在する「メモリ上のアドレス情報(参照・ポインタ)」を保持するためのデータ型です。 Javaにおいてプリミティブ型(全8種類)以外のすべての型は参照型に分類されます。これにはクラス(Stringや独自作成クラス)、インターフェース、配列、列挙型(enum)、レコードクラスなどが含まれます。 参照型の変数は、オブジェクトの実体への「リモコン」のような役割を果たし、変数を通
変数のスコープとは 変数のスコープ(Variable Scope)とは、プログラム内で宣言された変数が参照・利用可能となる「有効範囲」のことです。 Javaにおける変数は、その宣言された場所によってスコープが厳格に決定され、スコープの外側からその変数にアクセスしようとするとコンパイルエラーが発生します。 Javaのスコープは主に、クラス全体から利用できる「フィールド(インスタンス変数・static変数)」、メソッド内部でのみ利用できる「ローカル変数」、および if 文や for 文などのブロック {} 内でのみ利用
型変換とは 型変換(Type Conversion / キャスト)とは、あるデータ型の値を別のデータ型に変換する処理のことです。 Javaは静的型付け言語であるため、型が異なる変数への代入や計算を行う際には型変換が必要となります。 型変換には、データ損失の恐れがない場合にコンパイラが自動的に行う「暗黙の型変換(拡大型変換)」と、データサイズが小さくなるなどデータ損失の可能性があり開発者が明示的に記法を指定する「明示的な型変換(キャスト / 縮小型変換)」の2種類が存在します。 プリミティブ型同士の変換だけでなく、ク
varとは varとは、Java SE 10で導入された「ローカル変数型推論(Local Variable Type Inference)」機能を実現するための予約済み型名(予約語)です。 変数を宣言する際に明示的な型名(String や ArrayList など)を書く代わりに var と記述することで、代入される初期化子の型からコンパイラが自動的に型を推論して決定します。 型推論はコンパイル時に行われるため、生成されるバイトコードや実行時の性能は明示的な型指定を行った場合と完全に同等であり、動的型付け言語のよう
公式資料へのリンクと確認日を各記事に掲載しています。