Chapter 63
科目A-2|脅威と攻撃手法の用語を順に解説します。
サプライチェーン攻撃とはサプライチェーン攻撃とは、セキュリティが強固な大手企業や組織を直接攻撃するのではなく、その企業と取引のある関連企業、子会社、または利用しているソフトウェアなどの「サプライチェーン(供給網)」の弱い部分を踏み台にして、最終的な標的である大手企業へ侵入する攻撃手法です。大企業自体がいくら強固なセキュリティ対策をしていても、セキュリティ対策が不十分な中小の取引先がウイルスに感染してしまうと、そこから社内ネットワークへの接続口を悪用されて侵入を許してしまいます。そのため、自社だけでなく、サプライチェ
DDoS攻撃とはDDoS攻撃(Distributed Denial of Service:分散型サービス拒否攻撃)とは、多数のコンピュータから、特定のWebサイトやサーバーに対して一斉に大量のアクセスやデータを送りつけ、サービスを停止や過負荷状態に追い込む攻撃手法です。攻撃者は、あらかじめウイルスなどを通じて乗っ取った世界中の数多くのパソコンやスマートデバイス(ボット)を踏み台にして、一斉に指示を送ることで攻撃を行います。これにより、攻撃元の特定や遮断が非常に困難になり、サーバーの処理能力を超えてWebサイトが一時
JVNとはJVN(Japan Vulnerability Notes)とは、日本国内で使用されているソフトウェアやWebサイトなどの安全上の欠陥(脆弱性)に関する情報を集め、公開しているポータルサイトです。システム開発者やユーザーが、自分たちの使っているシステムに脆弱性がないかを確認し、速やかに対策を取れるように支援する目的で運営されています。JVNには、脆弱性の概要、影響を受けるバージョン、そして対策方法(修正プログラムの案内など)が分かりやすくまとめられており、セキュリティの維持に欠かせない情報源となっています
CVEとはCVE(Common Vulnerabilities and Exposures)とは、世界中で発見されたプログラムの安全上の欠陥(脆弱性)に対して、一意に割り当てられる世界共通の識別番号です。異なるセキュリティ企業や開発者が、同じ脆弱性をそれぞれ別の名前で呼んでいると、情報の共有や対策に混乱が生じてしまいます。そこで、国際的な標準ルールとして「CVE-西暦-連番」という一意の番号を割り当てることで、特定の脆弱性を世界中で正しく識別し、情報共有や対策をスムーズに行うことができるようにしています。この番号を
CVSSとはCVSS(Common Vulnerability Scoring System:共通脆弱性評価システム)とは、ソフトウェアやOSの脆弱性の深刻さを、共通の基準に基づいて数値(スコア)で評価し、その危険度を分かりやすく示す仕組みです。脆弱性が見つかっても、それがどれだけ危険で、どれほど急いで修正すべきなのかを判断するのは困難です。CVSSでは、「どれだけ攻撃が容易か」「システムに与える被害の大きさはどの程度か」といった基準を組み合わせて、0.0から最大10.0までのスコアで深刻度を算出します。システム管
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