ガントチャートの解説(ITパスポートシラバス用語)

目次

ガントチャートとは

ガントチャートとは、プロジェクトの進捗状況を視覚的に管理するための横棒グラフです。縦軸に「作業内容(タスク)」や「担当者」を並べ、横軸に「日付や時間」をとり、それぞれの作業にかかる期間を横棒(バー)で表します。

夏休みの宿題の計画表のように、「何の作業を、いつから始めて、いつまでに終わらせる必要があるか」が一目でわかります。また、予定を表す棒と、実際の進み具合を表す棒を並べることで、「どの作業が予定より遅れているか」をリアルタイムで把握し、対策を立てることができます。

具体例

学校の文化祭で模擬店を出店する準備をガントチャートで管理する例です。

  • 縦軸に「メニュー決定」「食材の買い出し」「看板の作成」「試作」などのタスクを配置します。
  • 横軸を10月1日から10月15日までのカレンダーにします。
  • 「食材の買い出し」の横棒を10月5日〜6日の位置に引き、「看板の作成」の横棒を10月5日〜10日の位置に引くことで、並行して進む作業や、どの日付までに何が終わっていなければならないかが全員で共有できます。

もう少し詳しく

ガントチャートは、1910年代にアメリカの機械工学者ヘンリー・ガントによって考案された、プロジェクトの工程管理・進捗管理を行うためのグラフです。縦軸に各タスクを配置し、横軸に時間経過(日付、週、月など)をプロットします。各タスクの開始予定日から完了予定日までを横棒(バー)で描き、さらに実績の進捗率を重ねて表示することで、計画と実績の乖離をビジュアルで瞬時に把握できます。現代ではMicrosoft Projectや各種スプレッドシート、プロジェクト管理ツール上で自動生成されることが多く、タスク同士の依存関係(どの作業が終わらないと次の作業を始められないか)を矢印で結んで表現することもあります。プロジェクトの全体像を関係者全員に共有し、コミュニケーションを円滑にする強力な視覚ツールです。ガントチャートは、プロジェクトの状況報告資料としても最適です。

試験でのポイント

試験対策のポイントは、ガントチャートの「特徴」と「目的」を正しく選べるようにすることです。特に「作業計画と実際の進捗状況を横棒グラフで視覚的に表したもの」という説明文が代表的です。試験では、タスクごとの開始時期、終了時期、所要期間、およびそれらの並行関係や進捗率が一目で確認できるツールとして出題されます。似たようなプロジェクト管理図表である「アローダイアグラム(PERT図)」との違いとして、ガントチャートは時間の経過が等間隔で横軸に表現されているためスケジュール感が掴みやすい一方、作業間の複雑な依存関係やクリティカルパスの把握にはアローダイアグラムの方が適している、という点を比較して理解しておきましょう。「横軸に日付や時間を、縦軸に作業や担当者を並べ、作業予定と実績を横棒グラフで表した工程管理図」という特徴を覚えてください。

関連する用語

WBS、アローダイアグラム、マイルストーン、プロジェクト管理、クリティカルパス

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