ISOの解説(基本情報技術者シラバス用語)

目次

ISOとは

ISO(International Organization for Standardization:アイエスオー)とは、スイスのジュネーブに本部を置く「国際標準化機構」という非政府組織、およびそこが制定する「国際的な標準規格」のことです。国ごとに製品やサービスの基準がバラバラだと、世界中で貿易や取引をする際にとても不便になります。そこで、世界共通の「物差し(ルール)」を決めることで、国を越えたやり取りをスムーズにし、品質や安全性を保証する役割を持っています。電気・電子分野を除くほぼ全ての産業分野をカバーしています。

具体例

ISOで定められている世界共通ルールの代表例には、以下のようなものがあります。

  • クレジットカードのサイズ: 世界中どこの国で作られたクレジットカードであっても、厚みや縦横の長さがISOで統一されているため、海外旅行先のATMやレジでも問題なく差し込んで使えます。
  • ISO 9001(品質マネジメントシステム): 「この企業は、顧客に満足してもらえる良い製品やサービスを常に提供できる仕組み(管理体制)を持っています」と国際的に証明する規格です。
  • ISO 14001(環境マネジメントシステム): 企業が地球環境に配慮したビジネス活動を行うための仕組みを定めた規格です。

もう少し詳しく

ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)は、1947年に設立された国際的な標準化推進団体です。電気・電子・電気通信を除くあらゆる分野(工業製品、農業、医療、マネジメントシステムなど)の国際規格(ISO規格)を策定しています。ISO規格は、製品のサイズや品質といった「物の規格」だけでなく、組織の管理体制を評価する「マネジメントシステム規格(MSS)」が非常に有名です。代表的なものとして、顧客満足と品質向上を目指す品質マネジメントシステム「ISO 9001」、環境への負荷を低減し持続可能な経営を目指す環境マネジメントシステム「ISO 14001」、情報セキュリティ対策を組織的に管理するための情報セキュリティマネジメントシステム「ISO/IEC 27001」などがあります。これらの認証を取得することは、企業が国際的な基準を満たした健全な体制を持っているという強力な社会的証明になります。

試験でのポイント

試験では、ISOの定義や目的、および代表的なマネジメントシステム規格(特に情報セキュリティに関するもの)についての知識が問われます。具体的には、「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格はどれか」という問いに対して「ISO/IEC 27001」を選択させる問題が頻出します。また、ISOと対になる存在として、電気・電子分野の国際標準化を担う「IEC」、通信分野を担う「ITU(国際電気通信連合)」、国内規格である「JIS」との役割分担や連携体制を整理して覚えておくことが必要です。

関連する用語

関連する用語としては、日本の国家規格である「JIS」、電気分野の国際標準化を担う「IEC(国際電気標準会議)」、情報セキュリティマネジメントの国際基準である「ISO/IEC 27001」があります。

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