山の斜面に囲まれた入り江、湖面に映る木々、船のデッキから眺める奥只見の風景。奥只見湖を、ブラウザーで乗船・操船できる3Dの旅として公開しました。桟橋から船に乗り、客室で座ったり、階段を上って展望デッキへ出たり、操縦席から湖へ出航したりできます。
無料・登録不要です。インストールせずにブラウザーから始められます。記事の画像は、この3D体験の実際の画面です。
湖上から眺める、奥只見の入り江と森
奥只見湖を囲む山々と、複雑に入り組んだ湖岸を、国土地理院の標高データとOpenStreetMapの水域データを土台に組み立てました。最初の画面では船と桟橋を少し離れた位置から見渡せます。画面をドラッグして、斜面と湖面のつながりを眺めてみてください。

船は提供された試作を元にした架空の遊覧船です。特定の実船の名称や正確な仕様を示すものではありません。船体のほか、客室の座席、階段、上のデッキ、操縦席を備えています。船・船内・桟橋の寸法や配置には仮設定を含み、実船を精密に複製したモデルではありません。
近くの岩・下草には、上高地・河童橋の3D散策でも使っている立体素材を再利用しました。森には既存の広葉樹と針葉樹の立体素材を使い、遠くでは黒部峡谷の3Dでも使う樹木画像へ切り替えます。樹冠が重なる密度、緑・黄・赤茶が混ざるまとまりを作り、視点の周囲では立体の枝葉を表示します。樹木の一本ごとの場所や種類は景観演出です。
桟橋から乗船し、展望デッキへ
画面下の「桟橋・船内へ」を押すと、歩行視点へ切り替わります。乗船口で「乗船する」、またはEキーを押してください。船内ではWASDで移動し、マウスで見回します。座席へ近づいてEキーを押すと着席でき、もう一度押すと立ち上がれます。
階段は船尾側にあります。客室から階段へ進み、上のデッキから湖を眺められます。まず操船を試したい場合は、「操縦席へ」で移動を省略できます。

操船のしかた・戻りかた
操縦席でGキー、または「離岸」を押してから、Wで推力を上げます。Sで推力を下げ、A/Dで舵を操作します。Spaceは推力を中立に戻しますが、船はすぐには停止せず、惰性で進みます。湖岸や島、桟橋、ダムに船体が入り込まないように移動を制限しています。
| 操作 | パソコンでの操作方法 |
|---|---|
| 桟橋・船内を歩く | WASD または矢印キー |
| 見回す | マウス。俯瞰では画面をドラッグ |
| 乗船・着席・立つ・操縦席を操作 | 操作ボタン、またはEキー |
| 離岸・係留 | 操縦席でGキー、または画面のボタン |
| 推力・舵 | W/Sで推力、A/Dで舵。推力スライダーも使用可能 |
| 推力を中立へ | Spaceキー、または「中立」 |
| 俯瞰と歩行視点の切り替え | Vキー、または視点ボタン |
| 全画面 | Fキー、または設定の「全画面」 |
| チャット | Enterキー、またはチャットボタン |
| 初期位置へ戻る | 「桟橋へ戻る」 |
帰港するときは、最初の桟橋へ戻り、船の向きを出航時に合わせ、十分に減速してから「係留」を押してください。係留後は操縦席を離れ、乗船口へ戻って下船できます。戻りかたが分からなくなった場合は「桟橋へ戻る」で船と乗員を初期位置へ戻せます。
スマートフォン向けには移動スティック、ドラッグによる見回し、操作ボタンと推力スライダーを用意しています。実機ごとの描画速度は未確認のため、重い場合は設定で「軽量」を選んでください。
季節・時間帯・チャットを切り替える
「設定」では画質、新緑・夏・秋、朝・昼・夕を選べます。季節の色や光は3D体験の演出で、当日の天候や紅葉状況を表示する機能ではありません。環境音は合成した仮音です。
UI・移動入力・画質の自動調整とチャットは、新潟レインボータワーで使っている仕組みを共用しています。ゲストも「全サーバ」と「周囲」のチャットを使えます。チャット入力中は移動入力を解除し、操船の推力を中立に戻します。船の状態は各自で独立しており、同じ船を共同操縦する機能は含みません。
地形と湖岸を合わせるために実装したこと
地形は国土地理院のDEM10B標高タイルをズーム14で取得し、従来の50m間隔から25m間隔へ細かくしました。湖と島の地図上の位置は動かさず、地表には同じ座標系の航空写真を使用しています。現在のデータは531×557点の格子です。
湖岸と小島はOpenStreetMapの形状を保ち、単純な四角い水面に置き換えずに描画しました。湖面の固定基準は満水位の標高750mです。
地形を格子のまま表示すると、水面の細かな輪郭と三角形の地面が食い違います。そこで湖岸に接する三角形を水域の境界で切り、境界の高さを湖面に合わせました。樹木や岩の設置にも、実際に描画する三角形と同じ高さを使っています。推定配置の桟橋には、その表示地形に接する連絡橋を追加しました。
湖岸付近のこの高さ調整は、異なる時期の標高・地図と固定水位をつなぐための表示処理です。現在の水位や実際の水際を測量した結果ではありません。桟橋は地図から選んだ推定位置で、現地の船着場と位置が一致することを確認したものではありません。船で移動できる水域もゲーム用の判定であり、実際の航路・水深・安全な運航範囲を示しません。
ダムの平面形状は地図データを参考にしていますが、天端の高さ、ゲートなどの細部には未確定の部分があります。本作は運航会社の公式作品ではありません。美術品質の向上を続ける制作版で、現地との精密な一致、全端末での性能、VR、実船の音響を確認済みとするものではありません。
実際の写真を見て、森・岩岸・湖面を調整しました
魚沼市観光協会が掲載した2026年10月の写真では、広葉樹の樹冠が密につながり、緑から黄・赤茶へ色が混ざる斜面が見られます。奥只見湖の湖上写真を掲載した旅行記では、灰色の露岩と水際の暗い帯、細かな波で崩れる映り込みも参考にしました。写真は撮影時期・場所・水位・光が異なるため、同一視点での実測比較ではありません。
森の間隔と樹冠の重なりを見直し、近景の立体モデルは視点の移動に合わせて更新します。岸には大きさと向きの異なる岩を置き、地面は林床・砂利・岩肌を傾斜と湖岸までの距離でなじませました。水際は暗さと表面の粗さを変え、濡れた岩の帯が読めるようにしています。
水面は、正面から見下ろす部分では青緑の色が残り、遠くを見渡す角度では空や森が映るように反射の比率を調整しました。細かな波の向きと速度を重ね、のっぺりした鏡面を抑えています。水の色は景観表現で、水質や深さを測定して可視化したものではありません。
掲載写真そのものを3Dの背景や地面へ貼り付けてはいません。比較資料として参照し、この記事の画像は改善後の実際の3D画面へ更新しています。
よくある質問
船が動かないときは?
操縦席に移動し、係留を解除してから推力を上げてください。チャット欄を閉じ、3D画面へ操作を戻すことも確認してください。
地形はすべて想像で作ったものですか?
山体には公開標高、湖岸には地図データを使っています。一方、固定水位に合わせた水際の調整、船着場、船内、植生は推定と演出を含みます。
現地の遊覧船の案内として使えますか?
このページは3D作品の紹介です。旅行や乗船の計画は、奥只見観光の公式案内で最新の営業・運航情報を確認してください。
3Dの旅へ・ほかの風景も訪ねる
はじまりの町のリンクや紹介記事一覧からも訪ねられます。3D画面の設定と画面下の解説に、この記事へ戻るリンクを用意しています。
上高地の制作記事、黒部峡谷のトロッコ体験、珠洲岬・青の洞窟の散策も公開しています。
出典・素材
- 国土地理院・地理院タイル一覧・標高タイルの詳細仕様:標高とシームレス写真を加工。写真の撮影時期はタイルごとに異なります。
- © OpenStreetMap contributors:湖岸・島・ダムの地図データ(ODbL)。
- J-POWER・奥只見ダム:ダムの情報。固定水位は満水位を基準とした制作設定です。
- 奥只見観光・遊覧船:船・周辺景観の参考。
- 船・桟橋:提供された試作GLBとMITライセンスの制御コード。岩・下草:既存の上高地用アセットを共有。近景の樹木:既存の森林用GLBを共有。遠景の樹木画像:黒部峡谷用の森林素材を共有。
制作データ取得・写真比較・画面更新:2026年10月18日。
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