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標的型攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

標的型攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

標的型攻撃とは 標的型攻撃とは、不特定多数のユーザーを狙う一般的なサイバー攻撃とは異なり、官公庁や特定の企業、組織などをあらかじめターゲットとして定め、機密情報や知的財産を盗み出すために執拗に行われる攻撃のことです。攻撃者は標的の業務内容や組織図、取引先情報などを事前に徹底的に調査し、関係者を巧みに騙すアプローチを取ります。最も代表的な手口は、業務メールを装ってウイルスを仕込んだ添付ファイルを開か...

ソーシャルエンジニアリングの解説(基本情報技術者シラバス用語)

ソーシャルエンジニアリングとは ソーシャルエンジニアリングとは、コンピューターやネットワークの技術的な欠陥(バグ)を突くのではなく、人間の心理的な隙や、物理的な盲点、日常生活の中の油断を突いて、パスワードや機密情報を盗み出す手法の総称です。例えば、警察官や会社の役員を装って電話をかけ、言葉巧みにパスワードを聞き出したり、机の上に放置された重要書類を盗み見たりする行為がこれに当たります。システムがい...

DoS攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

DoS攻撃とは DoS攻撃(Denial of Service attack / サービス妨害攻撃)とは、標的とするサーバーやWebサイトに対して、大量のデータや処理要求(リクエスト)を送りつけたり、システムの欠陥を悪用したりすることで、サーバーに過剰な負荷をかけ、Webサイトの表示速度を極端に遅くしたりシステムを停止させたりする攻撃です。正規の利用者がサービスを利用できない状態(サービス不能状態...

SQLインジェクションの解説(基本情報技術者シラバス用語)

SQLインジェクションとは SQLインジェクションとは、データベースと連携しているWebサイトの入力フォーム(ログイン画面や検索窓など)に、開発者が意図しない悪意のあるプログラム(SQL文)を注入(インジェクション)することで、データベースを不正に操作する攻撃手法です。Webアプリが入力された文字列を適切にチェックせずにそのままデータベースへの命令(SQL)の一部として組み立ててしまう脆弱性がある...

クロスサイトスクリプティングの解説(基本情報技術者シラバス用語)

クロスサイトスクリプティングとは クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、動的にWebページを生成するWebサイト(SNS、ブログ、掲示板など)の脆弱性を利用し、悪意のあるJavaScriptなどのスクリプトをページ内に埋め込む攻撃です。他のユーザーがそのページにアクセスした際、埋め込まれた不正なスクリプトが閲覧者のブラウザ上で勝手に実行されてしまいます。これにより、閲覧しているユーザーのクッ...

CSRFの解説(基本情報技術者シラバス用語)

CSRFとは CSRF(Cross-Site Request Forgery / クロスサイトリクエストフォージェリ)とは、ユーザーが特定のWebサービス(SNSやネットショップ等)にログインした状態を利用し、悪意のある別サイトに仕込まれた不正なリンクやフォームを通じて、そのWebサービスに対して本人が意図しない操作(商品の購入、パスワードの変更、掲示板への書き込みなど)を強制的に実行させる攻撃手...

ゼロデイ攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

ゼロデイ攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

ゼロデイ攻撃とは ゼロデイ攻撃とは、OSやソフトウェアにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が発見された際、開発元がその問題を解決するための「修正プログラム(セキュリティパッチ)」を開発し、公開するよりも前のタイミングで行われるサイバー攻撃のことです。脆弱性が公表されて対策が取られる「日(デイ)」を起点として、「0日目」に行われる攻撃であることからこの名前がついています。防御する側は、弱点を防ぐ盾(パッ...

ブルートフォース攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

ブルートフォース攻撃とは ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)とは、暗号の解読やログイン画面の突破を狙って、パスワードとして考えられる文字の組み合わせ(英数字、記号など)を、最初から最後まで順番にすべて試していく非常に原始的かつ確実な攻撃手法です。例えば、4桁の暗証番号であれば「0000」から「9999」までの1万通りをすべて入力すれば、いつかは必ず正解にたどり着きます。現在ではコンピューターの処...

パスワードリスト攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

パスワードリスト攻撃とは パスワードリスト攻撃とは、ある特定のWebサイトやサービスから何らかの原因で漏洩した「ID(メールアドレス)とパスワードのリスト」を使い、別の全く異なるWebサイトやサービスに対して自動プログラムを用いてログインを試みる攻撃手法です。多くのインターネット利用者が、複数のサイトで同じIDやパスワードを使い回している(使い回し癖がある)という人間の心理的な行動パターンを悪用し...

中間者攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

中間者攻撃の解説(基本情報技術者シラバス用語)

中間者攻撃とは 中間者攻撃(MITM / Man-in-the-Middle attack)とは、ネットワーク通信を行う二者の間に、攻撃者がこっそりと割り込んで「中間者」となり、やり取りされるデータを盗聴したり改ざんしたりする攻撃手法です。送信者と受信者は、お互いに相手と直接安全に通信していると思い込んでいるため被害に気づきにくいですが、実際にはすべてのデータが攻撃者のコンピュータを経由しており、...

共通鍵暗号方式の解説(基本情報技術者シラバス用語)

共通鍵暗号方式とは 共通鍵暗号方式(対称鍵暗号)とは、データを暗号化する(読み取れない状態にする)ときと、復号する(元の状態に戻す)ときに、全く同じ「共通の鍵」を使用する暗号方式です。データの送信者と受信者が同じ鍵を共有して使用します。この方式の最大のメリットは、暗号化や復号の計算が非常にシンプルであるため、処理スピードが非常に速いことです。一方でデメリットは、鍵を相手に渡す際に、もし第三者に盗ま...

公開鍵暗号方式の解説(基本情報技術者シラバス用語)

公開鍵暗号方式とは 公開鍵暗号方式とは、暗号化と復号にそれぞれ異なるペアとなる2つの鍵(公開鍵と秘密鍵)を使用する暗号方式です。誰にでも公開してよい「公開鍵」でデータを暗号化し、受け取った本人のみが厳重に管理している「秘密鍵」でしか復号できない仕組みになっています。共通鍵暗号方式の弱点であった「どうやって安全に鍵を渡すか」という問題を解決しました。デメリットとしては、鍵の作成や暗号化・復号の計算が...

ハイブリッド暗号の解説(基本情報技術者シラバス用語)

ハイブリッド暗号とは ハイブリッド暗号とは、データの処理速度が速い「共通鍵暗号方式」と、鍵を安全に受け渡せる「公開鍵暗号方式」のそれぞれのメリットを組み合わせた暗号方式です。インターネット上のWebサイトと安全に通信を行う際(HTTPS通信など)に広く使われています。仕組みとしては、まず実際のデータ自体は処理の速い「共通鍵」で暗号化します。そして、その共通鍵自体を、相手の「公開鍵」を使って暗号化し...

ハッシュ関数の解説(基本情報技術者シラバス用語)

ハッシュ関数とは ハッシュ関数とは、入力されたどのような長さのデータ(文字列やファイルなど)からでも、常に固定された長さの不規則な値(ハッシュ値)を計算して出力する数式や関数のことです。ハッシュ関数には、出力されたハッシュ値から元のデータを逆算することが極めて困難である「一方向性」や、少しでも元のデータが変わると全く異なるハッシュ値が出力される「衝突困難性」という特徴があります。これらを利用して、...

デジタル署名の解説(基本情報技術者シラバス用語)

デジタル署名とは デジタル署名(電子署名)とは、公開鍵暗号方式の技術を応用し、送信されたデジタルデータが「間違いなく本人が作成したものであること(なりすまし防止)」と「送信された後にデータが改ざんされていないこと(改ざん検知)」を受信者が確認できるようにするための技術です。データの送信者は、データからハッシュ値を計算し、それを自身の「秘密鍵」で暗号化して「署名」を作成しデータに添付します。受信者は...

電子証明書の解説(基本情報技術者シラバス用語)

電子証明書とは 電子証明書とは、インターネット上での取引や通信において、公開鍵暗号方式で使われる「公開鍵」が間違いなくその持ち主(企業や個人)のものであることを証明するために、信頼できる第三者機関である「認証局(CA)」が発行するデジタルの証明書です。現実世界における「印鑑証明書」や「運転免許証」のような役割を果たします。電子証明書には、持ち主の情報、持ち主の公開鍵、および認証局によるデジタル署名...

SSL/TLSの解説(基本情報技術者シラバス用語)

SSL/TLSとは SSL/TLSとは、インターネット上でデータを暗号化して送受信するためのプロトコル(通信規約)です。以前は「SSL」と呼ばれていましたが、その脆弱性を修正した「TLS」が現在使われており、慣例的に「SSL/TLS」と並べて表記されます。SSL/TLSを使用することで、Webブラウザとサーバーの間の通信が強力に暗号化され、通信途中でのデータの「盗聴」や「改ざん」、サイト運営者の「...

多要素認証の解説(基本情報技術者シラバス用語)

多要素認証の解説(基本情報技術者シラバス用語)

多要素認証とは 多要素認証(MFA / Multi-Factor Authentication)とは、システムやWebサービスへログインする際に、ユーザーの正当性を確認するために必要な「要素」を複数組み合わせる認証方法です。認証の要素には、本人が知っていること(パスワード、秘密の質問などの「知識情報」)、本人が持っているもの(スマートフォン、ICカード、鍵などの「所持情報」)、本人の身体的特徴(指...

バイオメトリクス認証の解説(基本情報技術者シラバス用語)

バイオメトリクス認証とは バイオメトリクス認証とは、人間の身体的な特徴や行動の癖を利用して、本人かどうかを確認する認証方法のことです。日本語では「生体認証」とも呼ばれます。従来のパスワードや鍵を使う方法とは異なり、忘れたり紛失したりする心配がないため、セキュリティと利便性の両方を高める技術として広く使われています。 認証に使われる身体的特徴には、指紋、顔、目の虹彩(こうさい)、手のひらの静脈などが...

シングルサインオンの解説(基本情報技術者シラバス用語)

シングルサインオン(SSO)とは シングルサインオン(SSO)とは、1回のID・パスワード入力(認証)を行うだけで、連携している複数の異なるWebサービスやシステムに自動的にログインできる仕組みのことです。通常、サービスごとに異なるパスワードを覚えて入力する必要がありますが、SSOを導入することでその手間を大幅に削減できます。 ユーザーにとっては、多くのパスワードを管理するストレスから解放され、ロ...

ファイアウォールの解説(基本情報技術者シラバス用語)

ファイアウォールとは ファイアウォールとは、ネットワークの境界に設置され、外部からの不正なアクセスを防ぐためのセキュリティシステムです。日本語では「防火壁」と訳され、火災の延焼を防ぐ壁のように、外部ネットワークからの危険な通信(火)が内部のネットワークに侵入するのを遮断する役割を持っています。 ファイアウォールは、通過しようとする通信の「送信元のアドレス」や「送信先のポート番号」といったヘッダ情報...

IDSの解説(基本情報技術者シラバス用語)

IDS(侵入検知システム)とは IDS(Intrusion Detection System)とは、ネットワークやサーバーに対する不審なアクセスや、ハッカーによる攻撃の兆候を監視し、異常を発見した際に管理者に通知するセキュリティシステムのことです。日本語では「侵入検知システム」と訳されます。 IDSは、ネットワーク上を流れるデータを常に監視し、既知の攻撃パターン(シグネチャ)と一致する通信がないか...

IPSの解説(基本情報技術者シラバス用語)

IPS(侵入防止システム)とは IPS(Intrusion Prevention System)とは、ネットワークやサーバーへの不正なアクセスや攻撃をリアルタイムで監視し、異常を検知した瞬間にその通信を自動的にブロックして防御するセキュリティシステムのことです。日本語では「侵入防止システム」と訳されます。 先に挙げたIDS(侵入検知システム)が「異常を見つけて管理者に知らせるだけ」であるのに対し、...