外部設計の解説(ITパスポートシラバス用語)
外部設計(External Design / 基本設計)とは 外部設計(基本設計)とは、要件定義で決まった「システムで実現したいこと」をベースに、システムの「使い手(ユーザー)から見える部分」を設計する工程です。システムの操作画面のデザイン(ボタンの配置や入力項目など)や、どのような帳票(レポート)を出力するか、他システムとどのようにデータをやり取りするかといった仕様を決定します。ユーザーが使いや...
Django、Python、AWS、Linux、セキュリティ、CVE、基本情報技術者、応用情報技術者、ITパスポートの用語を、図解と実務手順で解説します。個人開発kurutann.comの検証記録や障害対応事例も公開しています。
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外部設計(External Design / 基本設計)とは 外部設計(基本設計)とは、要件定義で決まった「システムで実現したいこと」をベースに、システムの「使い手(ユーザー)から見える部分」を設計する工程です。システムの操作画面のデザイン(ボタンの配置や入力項目など)や、どのような帳票(レポート)を出力するか、他システムとどのようにデータをやり取りするかといった仕様を決定します。ユーザーが使いや...
内部設計(Internal Design / 詳細設計)とは 内部設計(詳細設計)とは、外部設計で決まった「ユーザーから見える仕様(画面や操作手順)」を実現するために、システムの「内側の仕組み(プログラマーがコードを書くための詳細な仕様)」を設計する工程です。データの処理方法、データベースのテーブルの構造、プログラムを構成する部品(クラスやモジュール)の分け方など、システムの裏側の動きをエンジニア...
単体テストとは 単体テスト(たんたいてすと)とは、開発したプログラム全体を一度にテストするのではなく、プログラムを構成する「最小の部品(関数やクラス、メソッドなど)」が、それぞれ単体で正しく動くかどうかを確認する最初のテスト工程です。英語では「ユニットテスト」とも呼ばれます。 家づくりに例えると、家全体の組み立てを始める前に、使用する柱やレンガ、ドアノブなどの各パーツ自体に傷がないか、強度や寸法が...
結合テストとは 結合テスト(けつごうてすと)とは、単体テストをクリアした複数のプログラム部品を組み合わせ(結合し)、それらが連携して正しく動作するかどうかを検証するテスト工程です。英語では「インテグレーションテスト」と呼びます。 家づくりに例えると、個別のチェックが終わったドアとドア枠を壁に取り付けてみて、「ドアが引っかからずにスムーズに開閉するか」「鍵がきれいに閉まるか」といった、部品同士の相性...
運用テストとは 運用テスト(うんようてすと)とは、システム開発の最終段階において、本番とほぼ同じ環境で、実際の業務の流れに沿ってシステムが問題なく動作するかどうかをユーザー(発注者)やシステム運用者が確認するテストです。「受入れテスト」とも呼ばれます。 家づくりに例えると、家が完成した後に実際に家具を配置し、家族みんなで何日か暮らしてみて、「生活動線に不便はないか」「エアコンの効き具合は十分か」「...
アジャイル開発とは アジャイル開発(あじゃいるかいはつ)とは、システムやソフトウェアを迅速(アジャイル:俊敏な)に開発するための手法の総称です。最初に完璧な計画を立てるのではなく、開発対象をいくつかの小さな機能に分割し、「計画 → 設計 → プログラミング → テスト」という短いサイクル(1〜4週間程度)を何度も繰り返しながら、徐々にシステムを完成させていきます。 家づくりに例えると、最初にプレハ...
スクラムとは スクラムとは、アジャイル開発を進めるための具体的なフレームワーク(進め方のルールや枠組み)のひとつです。ラグビーの「スクラム」のように、開発チームが一丸となって緊密にコミュニケーションを取り合い、お互いに助け合いながらプロジェクトを前進させることからこの名がついています。 スクラムでは、1週間から4週間ほどの短い期間(スプリントと呼びます)ごとに小さな目標を設定し、スプリントの最後に...
WBSとは WBS(Work Breakdown Structure:作業分解構成図)とは、プロジェクトを円滑に進めるために、全体の作業を細かく分解して階層構造で整理した図や表のことです。プロジェクトに必要な作業の「漏れ」や「重複」を防ぎ、誰が何をいつまでにやるべきかを明確にするために使われます。 旅行の準備に例えると、ただ「旅行の準備をする」と計画するのではなく、まず「交通の手配」「ホテルの予約...
ガントチャートとは ガントチャートとは、プロジェクトの進捗状況を視覚的に管理するための横棒グラフです。縦軸に「作業内容(タスク)」や「担当者」を並べ、横軸に「日付や時間」をとり、それぞれの作業にかかる期間を横棒(バー)で表します。 夏休みの宿題の計画表のように、「何の作業を、いつから始めて、いつまでに終わらせる必要があるか」が一目でわかります。また、予定を表す棒と、実際の進み具合を表す棒を並べるこ...
クリティカルパスとは クリティカルパスとは、プロジェクト管理において、全体のスケジュールを完了させるために「絶対に遅らせることができない、最も時間のかかる一連の作業経路(パス)」のことです。この経路上の作業が1日でも遅れると、プロジェクト全体の完了予定日もそのまま遅れてしまいます。 カレーライス作りを例に説明します。「ご飯を炊く(50分)」と「カレーの具材を切って煮込む(30分)」という2つの作業...
ステークホルダーとは ステークホルダー(すてーくほるだー)とは、企業の活動や特定のプロジェクトを進めるにあたって、直接的または間接的に影響を受けたり与えたりする「すべての利害関係者」を指す言葉です。プロジェクトを成功させるためには、誰がステークホルダーであるかを正しく把握し、彼らの意見や要望に配慮することが欠かせません。 英語の「stake(利益、賭け金)」と「holder(持っている人)」が語源...
ITILとは ITIL(アイティル:Information Technology Infrastructure Library)とは、ITサービスを効率的かつ高品質に管理・提供するための仕組み(ITサービスマネジメント)について、世界中の企業の成功事例(ベストプラクティス)を体系的にまとめた書籍群、あるいはガイドブックのことです。 レストランの経営に例えると、美味しい料理を提供するだけでなく、「接...
SLAとは SLA(Service Level Agreement:サービスレベル合意書)とは、ITサービスを提供する事業者(プロバイダ)と、それを利用する顧客との間で、提供されるサービスの品質や保証範囲についてあらかじめ合意した契約や基準を定めた文書のことです。 日常の買い物に例えると、宅配便の契約で「荷物は必ず翌日の午前中にお届けします。もし遅れた場合は配送料金を全額返金します」という約束を取...
インシデント管理とは インシデント管理(いんしでんとかんり)とは、ITサービスにおいて、ユーザーがシステムを通常通りに使えなくなるようなトラブル(インシデント)が発生した際、その根本的な原因の調査よりも、まずは「サービスを可能な限り迅速に正常な状態に復旧させること」を最優先に行う管理プロセスのことです。 オフィスで使っているプリンターが紙詰まりを起こしたときの対応に例えられます。このとき、インシデ...
ヘルプデスクとは ヘルプデスク(へるぷですく)とは、企業の社員やシステムの利用者(顧客)からの、IT機器やソフトウェアの使い方、技術的なトラブル、要望などの問い合わせを総合的に受け付ける「専門の相談窓口」のことです。 デパートの入り口にある「総合案内所」のような存在です。何か困ったことやわからないことがあれば、まずヘルプデスクに相談すれば、簡単な疑問はその場で解決してもらい、より高度で専門的なトラ...
UPSとは UPS(Uninterruptible Power Supply:無停電電源装置)とは、雷や地震などの原因で突発的な停電や電圧の低下が発生した際に、内蔵された大容量バッテリーからコンピュータに一時的に電力を供給し続けるための装置です。 スマートフォンを充電しながら使う「モバイルバッテリー」の巨大版のようなイメージです。デスクトップパソコンやサーバーは、使用中にコンセントが抜けるなどして...
システム監査とは システム監査(しすてむかんさ)とは、企業のITシステムやその運用体制が、安全性、信頼性、効率性などの観点から見て適切にコントロールされているかどうかを、独立した客観的な第三者(システム監査人)が評価・検証し、改善すべき点について企業に助言や勧告を行う活動のことです。 学校で行われる「健康診断」や、消防署による「ビルの防火避難訓練の点検」に似ています。システムを自分たちで作って動か...
内部統制とは 内部統制(ないぶとうせい)とは、企業が健全かつ効率的に事業を運営し、社会的な信頼を保ち続けるために、組織のすべてのメンバー(経営者から一般社員まで)が守るべきルールや仕組みを会社自らが構築し、正しく運用していく活動のことです。 学校の「校則」や、不正を防ぐための「ダブルチェックの仕組み」の会社版です。誰も見ていないと、ついサボってしまったり、お金の計算を間違えたり、最悪の場合は会社の...
2進数とは 2進数(にしんすう)とは、数値を表すときに「0」と「1」の2つの数字だけを使い、2に達するごとに桁(けた)を上げていく記数法のことです。英語では「バイナリ(binary)」と呼ばれます。 人間が普段使っているのは、0から9までの10個の数字を使い、10で桁が上がる「10進数」です。しかし、コンピュータの心臓部である電子回路は、電気の「流れていない状態(OFF=0)」と「流れている状態(...
論理演算とは 論理演算(ろんりえんざん)とは、「真(True、1)」と「偽(False、0)」の2つの値だけを使って行う、コンピュータの基本的な計算(判断)方法です。コンピュータの頭脳であるCPUは、すべての複雑な計算を、この論理演算の組み合わせによって超高速で行っています。代表的な演算には「AND(論理積)」「OR(論理和)」「NOT(否定)」の3つがあります。 日常の会話で言う「もし〜かつ〜な...
確率とは 確率(かくりつ)とは、ある出来事(イベント)が偶然に起こる確からしさ(起こりやすさ)の度合いを、0から1(または0%から100%)の間の数値で表したものです。0%は「絶対に起こらないこと」、100%は「絶対に起こること」を意味します。 日常でも天気予報の「降水確率」や、スマホゲームの「ガチャの排出率」などで非常によく使われています。ITの分野においても、データ分析、AI(機械学習)の予測...
アルゴリズムとは アルゴリズムとは、コンピュータに特定の課題を解決させたり、計算を行わせたりするための「具体的な処理の手順や段取り」のことです。プログラミングを行う際、コンピュータにどのような順序で命令を出せば、最も速く正確に目的を達成できるかを考えた「問題解決のレシピ」と言えます。 料理に例えると、美味しいカレーライスを作るための「具材を切る → 炒める → 煮込む → ルーを入れる」という手順...
AIとは AI(Artificial Intelligence:人工知能)とは、人間の知的な活動(学習する、物事を推論・判断する、言葉を理解する、画像を見分けるなど)を、コンピュータのソフトウェアやシステムを使って再現・模倣した技術のことです。 これまでのコンピュータプログラムは、人間が書いた命令通りにしか動きませんでした。しかし、AIは「自分でデータを見て特徴を学び、新しい状況に対して自分で判断...
機械学習とは 機械学習(きかいがくしゅう)とは、AI(人工知能)を実現するための主要な技術の一つで、コンピュータに大量のデータ(経験)を読み込ませ、そのデータの中に潜む共通のパターンやルールを自動的に見つけ出させる(学習させる)手法です。 人間がルールを細かくプログラミングするのではなく、コンピュータ自身に「勉強」をさせる点が特徴です。例えば、子供がたくさんの犬の写真を見るうちに、「耳が垂れていて...